なんか長くて足が生えてるやつ

とっ散らかった文章の場。夢 感想 メモ 脳内 日常

夏なので

暑くなってきたので、怖い話っていうか、
実際にであった当人にとってはうすら寒い話をしましょう。

自分は「ゆうれい」だったり、「おばけ」だったりを
積極的に信じているようなたちではまったくないのですが、
とりあえず不可思議と呼べる出来事が時折起こっていたときの話です。

現在の我が家は一軒家で、建て替えをしました。

建て替える前に住んでいた家は
築何十年だかの家を自分らが住むということで
リフォームしたところだったんですけれども
まあこの家にいたとき何かとあった。

何があったのかと言えばそう大したことでもなくて、

節句の人形が置いた時と違う方を向いている。

「今日誰か来てるの?」「誰もいないよ」という会話が頻発する。
誰もいない二階から物音がするから。

幼かった弟が「だからいるって言ったじゃん!まだいる!」と泣き叫んだり、
飼い犬が絶対に入りたがらない、入れようとすると怯えまくる和室。


 まあ、この和室っていうのが、前の住人が住んでいるときに
 仏壇があった部屋なんですけれど。

家で写真をとると、どの部屋でも必ず写る変なモノ。

突然鳴り出すオルゴール。

誰もいないのに、ドアが開いて足音が部屋に入ってくる。

一番驚いたのは80cmくらいあるドラえもんのラジコンが
ひとりでに動いて近づいてきたこと。

気のせいだ。ほかに原因がある。

そう考えられるものばかりだったし、
別段家族全員心霊的なものを信じている人間はいなかったので、
特に誰も気にせずに何年と暮らしていたんだけれど、
築何十年という古さ故か家全体にガタがきており、建て直すことになった。


 ビー玉を床に置くと、ゴロゴロと勢いよく一か所に集まったり、
 出窓が落ちかけたりと実質的な危険があった。
 後で分かったのは、家の土地の地盤が沈下していたようだ。
 その方が怪奇現象よか怖いよね

そんなこんなで建て直しに備えて家じゅうを掃除しているときに、
初めて収納スペースの上に屋根裏部屋があることを発見した。

中に入ってみると、太い柱にべったりと古くなったお札が貼り付けてあり、
その下にはいろんな種類のお札が束になっておいてあった。

さすがにその時はぞっとした。

そして一番いろいろと訳の分からないことがあった和室の位置に、
今の自分の部屋があるけど、建て直してからは大したことは起こっていない。
大したことは。

だから、今では「もしかしたらなんかいたのかもねえ」ぐらいの
ちょうどいい話のタネになっている。


 幽霊に関してはいようがいまいが、
 別にどうだって構わないといったスタンス。

 まあ、いないんじゃないかなあとは思っているけれど、
 積極的に否定するだけの材料がないし、必要もない。

 これだけ色々起こっても信じないの?とか言われるけれど、
 幽霊とかを肯定するより、他の原因があると考えるか、
 こっちの頭がおかしくなったかと考える方が自分の中では自然なので。

 でも実際他にも色々あったんだけどね!なんだろ!

 それでも、お札を張った人のその時の心理状態の方が怖いや。

建て直し期間中に仮住まいとしていた家のがいろいろあったんだけど。
それはまた別のお話。