なんか長くて足が生えてるやつ

とっ散らかった文章の場。夢 感想 メモ 脳内 日常

うたたね にどめ 

図書館の座席で
ゆで玉子をむく

ひどく雑に剥いたために、
殻に身が残っている

ぼろぼろになった身を
一息に飲み込む

殻をコートのポケットに突っ込み、
座席を移動する

座席につき、
本を読み始めると
隣に親がやってきて
なんだかんだと深刻そうに
話かけてくる

自分はそれを聞き流し
何の気なしに床に目をやると
卵の殻が前の座席から
ポケットに至るまで
びっしりと落ちている

親は気付いていない

ばれたらいけないと思う

自然に振る舞わなければ
ならない

ポケットから手が離れない
中にはたくさん殻が残っており
ぐちぐちと握り潰す

音がうるさい

やめたいのにやめられない

指についた白身を口に運ぶ

親がいぶかしげに見ている

親が床に目を


暗くなる









今日は寝るの止めたほうがいいね