自分のよく見る夢ってかなりの確実でなにかしら近い過去・現実が反映されている。
集会用テントの下に設置された
長テーブルでイベントのようなものが開催されている。
親と自分と友人の母親と妹のマナミが席についており、
そして小島秀夫と小柄な男性の二人が講師として
シール作りの体験を行っている。
小島監督にプラスティックの板に
「DNAに着色した小麦粉」を水で溶いたもので絵を描くように指示をされる。
体内に入ると毒だから気を付けて行うようと言われ、
そんなものでシールを作っても大丈夫なのだろうかと思う。
なかなかうまく液体が伸びず苦戦していると、
マナミはうまく描き終えたらしく、
その絵の上にアガロースゲルを流し込む作業に移行している。
自分以外の人はスムーズに作業しており、やきもきする。
マナミとその母親はこの後別室でアガロースゲルに色を固着させるため、
電気を流す作業に移るようである。
「わたしやっとあなたを許せそうです。今までありがとう」と
涙目のマナミに言われるが、心当たりがないのでどぎまぎする。
「どうしたのですか。そんなことを気にしても仕方ないじゃないですか。すべてを許したのなら彼女はここから去っていくでしょう。」と小島監督はいう。
はっと小島監督は息をのみ、「ここはお互いを、なんで、それなら、僕は、ここに、なんでこんなに大切なことを忘れていたんだ。僕は彼を、君を」と細切れな映像が映し出される。男の顔、腕、床、叫び、暗転。
夢の中の自分は、お互いを傷つけあった人たちが
現実に近いテントの下というこの世界に二人で入り込み、
それを忘れて過ごしているのだということを理解する。
マナミと母親、小島監督と小柄な男性、自分と親。
お互いを傷つけあった者同士なのだと。
小島監督は何を、いやそれよりも自分は一体なぜこの世界にいるのだろう、
何をしてしまったんだろうと思う。
分からないことがとても恐ろしく焦燥感ででいっぱいになる。
誰か知らない人の眼球の映像が近づいてきて、目の前が一杯になる。
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そして起床。
まったく意味の分からない夢だった。
意味不明ですよ。
変な世界設定だし、
登場人物の言ってることもやってることも、
理解したとか思ってることも、
何一つとして意味わかんないけどとりあえず焦った気持ちで起きた。