無限に金があったら何をする?
そんな話を後輩としていた。
『無限に金あったら何します?』
「無限だと考えにくいな!んー何するかなあ」
『じゃあ10兆くらいで』
「それも無限みたいなもんだな」
「よくわかんないけど税金やばそう」
『6兆くらい持ってかれるかもしれない』
「じゃあ後4兆か」
『それくらいあったら何でもできますね。
とりあえずまあ俺は半分は親に渡しますかね』
「まじかーじゃあ自分もそうしようかな」
「あと2兆しかない」
『でも2兆ってとんでもない額ですよ』
「そうなー まああれだな家買うかな湯船ついてるやつ」
『マンション買いますね!資産運用とかのために』
「えー いやあ2兆あったらもう増やさなくていいわー
誰かに残すみたいな気持ちないもん食い散らかして終いよ」
『いーやー わかんないっすよ。俺は増やそうとは思うか分かんないけど
減らさないようにしようと思いますね』
「ほー」
『まだ金ありますよ。俺は世界一周とかしたいなー。バックパック背負って』
「有線を引くね家に!後いい椅子!あーあと車買うかな!要らないけど買ってみる!
あとたくさん本買うし、ハズキルーペも買う」
『なんか夢ちっちゃくないですか?2兆あるのに』
「あーえー。そうかなあ。じゃあ大学通うかもね。違う分野の。史学系とか」
『えー』
「だってやることないじゃん。やってみたかったけどやったことのないこととか、興味あることとかにバンバン金使うと思うけど。彫刻とか彫金とか、パラグライダーとかボートとかカヤックとか。でも多分すぐ飽きる」
『まあ金があっても技術がつくわけじゃないですもんねえ』
「そう!それ。だから作家とかスポーツ選手とかに金出すわ」
『募金とかしないんですか』
「しないねー。まあ世間体のためとかではするかもしれないけど。
興味ないなそういうの。それならむしろ興味ある人たちに金使いたいもん。誰かの個展開いたりとかー、研究費の補助したりしたいわ。あ、スタジアム建てるね!」
『サッカー好きだなあ。まあ俺もそうかなあー。でも金あっても寂しくなりそう。
金だけの付き合いとかそういうの増えそう』
「金あったことないからわかんないけどさ。まあそういうの込みで承認欲求満たすためにパトロンになるわ。」
『あー金欲しいっすねー。ないのに無駄な会話をしてしまった』
「君が始めたんじゃないかー。まあいいけど。
結局自分が金銭的に何不自由なくなったらパトロンになるんだなーって面白かった」